ほとんどの人が知らないのが、「いいね!」ボタンが私たちのウェブ上の履歴を記録し続けているということだ 。 私たちが「いいね!」 ボタンのあるサイトを訪れる度にFacebookはこのデータを私たちのアカウントに保存する。 私たちのページに何かがのる事は無いが、 Facebookは私たちがウェブ上でどこに行ったかを記録し続ける。 しかも、Facebookからログアウトしてもこの記録は続く 。「いいね!」ボタンはもはや一般的なサイトならどこでも組み込んである。サイトを訪れる度に「 無摩擦シェアリング」を知らずにしている訳だ。え?こんなのに合意した覚えは無いって?いやだなあ、 Facebookでアカウントを登録した時点で合意しているんですよ。え?外すことは出来るのかって? Facebookのアカウントを消去しない限りは無理ですよ。
私が線引きをするのはここだ。私は、私たちのネット上での行動の全て、 そして現実世界での行動の一部でさえもが記録されている事は百も承知だ。 携帯電話を持っている人ならば位置情報は電話会社に絶えず記録されている。 あなたが犯罪の容疑者になったり行方不明になったりしたらこの情報は警察に渡される。 多くの人はこの事を知った上で携帯電話を持ち歩いている。現金を使わない限り、 ものを買うときの取引は銀行やお店に記録される事を私たちは知っている。ネット上での行動がパソコン、 そしてプロバイダに記録されていることも私たちは知っている。しかし、これらは容易に予想が付くし、 サービスを受けるための必要悪でもあるとも言える。プライバシーの侵害は嫌かもしれないが、 代わりに受けるサービスの品質と身の安全は気に入っている。納得して譲歩しているわけだ。
Facebookがしていることは根本的に違う。 第三者のサイトでの私たちの行動をFacebookが記録するときにFacebookの存在は全く必要ない 。Facebookが自身のサービスを運営するためにこのデータは必要ない。 それにFacebookが私たちの様々なネット上での行動を把握し、記録するのは、 電話会社が私たちの電話情報を持つ事や銀行が私たちの金融情報を持つ事とは根本的に違う。最悪なのは、 Facebookが私たちのデータをどのようにして集め、使うかは想像に難しい上に不透明だ。 Facebookの技術や制度はめまぐるしく変化し続けるため、あなたが技術と法律のスペシャリストであり 、 なおかつ常にFacebookの行動を膨大な時間を費やして調べ続けない限りは彼らがあなたのデータをどの 様に使っているかを理解する事など出来ない。